アイリス(IRIS) ・・・・・ momochiの韓流メモ 別館 ブログに戻る

韓国名: 아이리스  英語名:Iris
2009年10月14日~ KBS水・木 21:55~ 全20話
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ドラマ詳細 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話
第11話 第12話 第13話 第14話 第15話 第16話 第17話 第18話 第19話 第20話
※ 投稿動画の英語字幕の翻訳ですので、本来のシナリオとは違います。
アイリス第16話

<前回までのあらすじ>
ミョンホと密会したたヒョンジュンは、彼に自分の知るアイリスの全てと差し迫った核テロ攻撃のことを話す。
そして、ヒョンジュンに捕まったチョリョンは、戦争の勃発を阻止するために彼と働くことを決意する。
「我々は戦争を阻止しないといけないわ。」
「君とヒョンジュンだけがそれを止められる。」
「あなたはスパイ容疑で捕らえられます。」
スンヒと共にテロリストをこっそり探していたサンヒョンは、サウとペク・サンの部下に捕まってしまう。
「なぜこんなことをするの?」とスンヒ。
「チーム長チェ・スンヒを取調べのために連行する。」
ヒョンジュンがテロリストを見失ったことを知ったミョンホは、核爆弾の場所を知るためにヨム・ギフンの逮捕を命じる。
ヒョンジュンは、テロリストの車の記録から、爆弾を組み立てた場所を発見する。

<第16話>
「どうやら彼らはここで核爆弾を組み立てたようね。」とソンファ。
そこにスンヒが。

見詰め合う二人。ヒョンジュンは、ようやく口を開きます。
「何から始めて、何と言えば…。」
スンヒは、彼に近づき、「抱いて!」と。
固く抱き合い、涙する二人。

「ブタペストで君の乗った車が俺の目の前で爆発したとき、俺は君が死んだと思った。」

「私はサウから電話をもらって、車を降りたの。北の人間が、私達を追い詰めているからと。」
「俺は、ホン・スンリョンを送った空港へ行った。そこから飛行機で脱出しようと思ったんだ。だが、サウが飛行機目がけて発砲し、飛行機は落ちた。」
「何ですって?サウがあなたを殺そうとしたの?どうしてそんなことが。」
「俺は、そうしなきゃならなかったんだろうと考えた。もし俺が、ヨン・ソンチョル暗殺の件で逮捕されたりしたら、ことはさらに悪くなる。そして俺の正体がばれたら、南北間に戦争が起きたかもしれない状況だった。サウも俺も、国家権力には従わなければならなかった。もし俺がその命令を受けていたら、同じことをしただろう。俺はずっとそういうことだったんだと思っていた。だが、ヨン・ソンチョル暗殺の命令は、国家からのものではなく、ペク・サンが加わっているアイリスという組織からのものだったんだ。俺に銃を向けたサウも、アイリスの一員だ。」
「アイリス?それは何なの?」
「本当に知らないのか?」
「知らないわ。NSSにおかしな動きがあることに気づいて、サウとペク・サンが裏切り者だと知ったばかりよ。それで、アイリスって何なの?」とスンヒ。

外で二人を待つソンファ。そこにサウがやって来ます。
「中に入るぞ!」と部下に声をかけるサウ。

スンヒは、質問を続けます。
「あなたはなぜテロリストと一緒にいるの?彼らは、本当は誰なの?」
そこにソンファが。
「チン・サウがやって来る。少なくとも9人、全員銃を持ってるわ。」
「急いでここを出て。私がサウを止めるわ。」とスンヒ。
「一緒に来るんだ。スンヒ。」
「心配しないで。彼は私を撃ったりしないわ。早く行って。」

ソンファと逃げるヒョンジュンは、銃声を聞いて立ち止まります。
スンヒは、サウ達に銃を向け、「動かないで!」と。
それに構わず彼女に向かうサウに、発砲するスンヒ。サウは、
「なぜこんなことをするんだ?どうして君はこんな馬鹿な真似をしているんだ?」
スンヒは、持っていた銃をサウに指し出し、
「私を撃って!あなたがヒョンジュンにしたように、私も撃ってちょうだい。どうしてあなたはこんなに変わってしまったの?」

車を止めたヒョンジュンに、ソンファは言います。
「ごめんなさい。私、ずっと前からチェ・スンヒが生きていることを知っていたわ。私が秋田から姿を消したとき、本当は韓国に来ていたの。私はあなたを殺す命令に従うことができなかったために、自分の家族とのすべての連絡を絶たれたわ。私は、ペク・サンを殺すことだけが、北へ戻る唯一の方法だと思ったの。そして私は、あなたために復讐できると思っていた。でもソウルへ向かう途中、私はなぜか逮捕された。私の正体はばれて、私はNSSに送られた。そこで私を取り調べたのが、スンヒだった。スンヒの目的は、私を調べることではなかった。あなたが生きているかどうかを確認することだったわ。スンヒは、私を通じてあなたを探そうとしていた。そして彼女の助けで私はNSSを抜け出し、秋田に戻り、あなたに再会した。でも私はあなたに、スンヒが生きていると言うことができなかった。」
「なぜだ?どうして俺に話さなかったんだ?」
何も答えず涙を流すソンファ。
ヒョンジュンは、そんな彼女をそっと抱きしめます。

秘書室長の訪問を受けたチョリョンは、
「こんな突然、どうしたんですか?」
「大統領が、ヨン・ギフンの逮捕を命じたのだ。」
「彼を捕まえたとしても、襲撃を止められないことを、あなたもご存知でしょう。ヨン・ギフンは何も言わないはずです。」
「わかっている。だが、他にどうすることもできない。キム・ヒョンジュンが、テロリスト達を見失ったことも既にしっている。」
「彼は、北側の代表です。何の理由もなく、彼を捕まえるのは難しいでしょう。」
「だから、我々には君の助けが必要なんだ。」
「キム・ヒョンジュンは、このことを知っているんですか?」
「彼には、まったく連絡が取れない。時間がないんだ。助けてくれないか。」

一人になったチョリョンは、ヒョンジュンに電話をします。
「私だ。青瓦台の人間がヨン・ギフンを捕まえることになり、彼らは私の助けを欲しがっている。」
「だが、彼らもそれはうまくいかないことを知っているはずだ。」
「彼らは君がテロリストを見失ったことを知っている。私はこれ以上どうすることもできない。」
「すぐそっちへ行く。」とヒョンジュン。

チョリョンのところへ部下が。「見つかりましたか?」と。
「韓国政府は、ヨン・ギフンを捕まえるつもりだ。我々は何も問題なく、それを終わらせなければならない。」
「あなたは、ヨン・ギフンを彼らに渡すつもりなんですか?彼が脅威であることはわかっていますが、労働党の象徴である彼をこのまま韓国に引き渡すわけにはいきません。」
「ヨン・ギフンは、もう我々の党員ではない。もし我々の仲間だったら、これほど多くの我々の市民の命を犠牲にすることはなかったはずだ。」

チョリョンは、ヨン・ギフンの部屋に向かいます。
「ヨム・ギフン委員長はいるか?」といきなり、警護の男を殴り倒すチョリョン。

ドチョルは、ギフンに電話をします。
「確認が済みました。ヒョンジュンとソンファを始末するために残してきた仲間は、死にました。」
「すぐ私の命令に従っていれば、こんなことは起きなかったのだ。お前は明日に備えておけ。明日の5時、爆弾が爆発することを確認したら…。」

そのときドアをノックする音が。
チョリョンは、秘書室長がやって来たことをギフンに告げます。
「チョン・ヒョンジュン?なぜ電話もなく突然に?」とギフン。
「緊急の用で、あなたに個人的に会いたいと彼は言っていました。」

廊下に出た途端、ギフンに銃を向けるチョリョン。
「申し訳ありません。考えましたが、戦争のために市民を犠牲にすることはできません。」
「私はつねに君を信頼してきたのに、君はこんなふうに私を裏切るというのか?」
「あなたの北朝鮮と人民への裏切りに比べたら、私の裏切りなど何でもありません。」
「もう君にも何もできやしない。夜が明けたら、核爆弾はソウルで爆発するんだ。その瞬間に北朝鮮は、新たな世界の先導役となるのだ。」
「太陽が昇るまでには、まだ時間がある。行くぞ。」とドチョル。

チョリョンはギフンを秘書室長の前に連れて行きます。
「これがお前の裏切った理由か?北朝鮮と人民のためと言っているが、君は実は、韓国と自分の野望のためにこれをしているんだ。」
秘書室長は言います。
「あなたは誤解している。我々が君をここに連れ出した理由は、君が労働党の象徴だからではなく、君がアイリスの一員だからだ。彼を捕まえろ。」

そこにビッグが。
彼は、ギフンを射殺し立ち去ります。
それを見て、ビッグのあとを追うヒョンジュンとソンファ。
しかし、寸でのところでビッグに逃げられます。

スンヒを連行したサウは、彼女にペク・サンの部屋に行くよう言います。
「君は何も考えずに馬鹿なことをしている。こんなことを続けるのなら、私はもう君を守ることはできない。」とペク・サン。スンヒは言います。
「私はあなたに保護を頼んだ覚えはありません。アイリスって何ですか?局長とチン・サウは、アイリスの一員なんでしょう?そして一体どうして、キム・ヒョンジュンを殺そうとしたんですか?そして一体なぜ、あなたはNSSと国家を裏切ったんですか?」
「もしキム・ヒョンジュンが君にそう話したのなら、これは単なる彼の作り事だ。そんなものは、存在しない。たとえ君が何を聞いたとしても、君が信頼すべき人間は、私なのだ。」

テソンは部長に話をします。
「それでは、君はチン・サウが…。」
「黙っていてください。私も捕まるかもしれません。チェ・スンヒチーム長まで逮捕されました。核爆弾は、もう設置されているのです。そして今、チーム長もいない状況で、我々はどうしたらいいんですか?」
急いでどこかへ行こうとする部長は、「君は、口を閉じていろ。」と。

スンヒの前に座ったサウは、こう言います。
「君の疑問を、何でも聞いてくれ。私はそれに全て答える。」
「私はもう何も聞きたくないし、もうあなたを信じたくないわ。」
「いやだめだ。」
「なぜ?」とスンヒ。
「俺はすべて君のためにやったからだ。俺がここまできてしまった理由は、チェ・スンヒ、君のためなんだ。」
「それで、あなたはハンガリーでヒョンジュンを殺そうとしたの?どうして答えられないの?何か言ってみなさいよ。」
「ヒョンジュンは、他人の手より俺の手で死んだほうがいいからだ。」
「どういうこと?」とスンヒ。

<回想シーン>
「私にはできません。」とサウ。
「君にできないのなら、他の人間を探すまでだ。チェ・スンヒをここに呼べ。」
そしてヒョンジュンに銃を向けるサウ。
「どうしてお前…。」と言うヒョンジュンに、サウは、
「お前が俺だったとしても…。」

サウは、スンヒに話を続けます。
「もし俺がそれをやらなければ、君がしなければいけなかった。俺は思った。俺は君に、君の愛するヒョンジュンを殺させることはできないと。君を愛するようになってから、俺はずっとぎりぎりのところにいたんだ。」
「今になってなぜそんなことを言うの?だから何?たとえ私があなたを理解したとしても、それで何が違うの?たとえヒョンジュンがあなたを許したとしても、私は決してあなたを許すことはできないわ。」とスンヒ。

秘書室長は、ミョンホにギフンが殺されたことを告げます。
「移送の途中で、彼が暗殺されました。」
「暗殺だと?つまり、我々がヨン・ギフンを捕まえようとしていたことを、彼らが知っていたということなのか?」
「そのようです。」と秘書室長。
「これは、秘書室長と私の二人だけの計画ではなかったのか?どうしてそれが外に漏れるようなことになったのだ?」
「彼らは、我々が考えているよりもっと奥まで入り込んでいるのかもしれません。」

大統領官邸にやって来たヒョンジュンとチョリョン。
チョリョンは、ミョンホに言います。
「ヨン・ギフンは、爆弾は夜が明けたら爆発すると言いました。そしてテロリスト達も、予定通り実行することを確信していました。」
「たとえ核爆弾が爆発したとしても、我々は戦争だけは阻止せねばならない。私はキム主席に個人的に連絡をし、彼に全てを話してそれを処理してもらうつもりだ。北朝鮮に戻って、何とか戦争を阻止するよう努力してくれ。」
「これを阻止するために全力を尽くします。」とチョリョン。

部屋を出たチョリョンは、ヒョンジュンに言います。
「私は、これから起きることを止めるために北朝鮮に戻る。難しいだろうが、君は核爆弾を止めなければならない。」
「核爆弾とテロリストを探す方法はもうない。あなたは、カン・ドチョルと関係する人物を見つけ出す必要がある。何か情報を得たら、すぐ連絡してくれ。」

ヒョンジュンは、大統領の執務室に入ります。
「彼らは、夜明けにソウルのどこかで、核爆弾が爆発すると言った。だが、それを止めることができないとは。本当に腹立たしい限りだ。」
「まだ諦めてはいけません。」
「私は諦めるつもりはない。私が今信頼できるのは、君だけだ。」

監視される中で仕事をするミジョンとテソン。

電話を受けたドチョルは、皆にこう言います。
「ヨン・ギフン同志が亡くなった。」
「それでは、任務は中止するんですか?」とグァンス。
「いや。我々はすべて予定通り実行する。我々は、光化門で今日の5時に、核爆弾を爆破させるんだ。」
「誰が爆弾をセットするんですか?」
「それはもう終わっている。もう光化門を出たはずだ。」とドチョル。
「何を言っているんだ?説明してくれ。」とグァンス。
「核爆弾は、今ソウルを走る市内観光バスの中だ。」とガンソク。テヒョンは、
「5時にシティツアーバスが、光化門文化センターに止まる。そうしたら、我々はこの装置を使って爆弾を爆破させるのよ。」
「爆弾が爆破したことを確認したら、港に行き、我々は船でこの国を出る。」とドチョル。

電話を受けるペク・サンは、「はい、わかりました。準備します。」と。
そして、サウを呼び出します。

警備室に入って来た男達は、
「我々は、大統領の警護チームです。協力をお願いします。」

ペク・サンの部屋では、部下が慌てて荷物を片付けます。
「もう時間がない。何とか時間を稼いでくれ。そうしたら、彼がファイルを始末できる。」
「こんなふうに終わるわけにはいきません。私が彼らを止めます。」
「聞くんだ。ヨン・ギフンが暗殺された。我々はまもなく逮捕されるだろう。もう我々にできることは何もない。ボスの命令に従うより他にないんだ。」

「荷物を詰め終わりました。」と部下。ペク・サンは、
「すべて完全に破棄してくれ。」と。そしてサウに、
「ただ時間稼ぎをしてくれ。もう余計な犠牲者は出すな。」
部屋を出たサウ達は屋上へ上がります。
「我々はここで彼らを引き止めるんだ。」とサウ。

警護チームを率いる保安局長は、
「局長がここにいることはわかっている。残りの部屋を探せ。」
そして鍵のかかったペク・サンの部屋をノックします。
「ヨン・ガンホ?だ。ドアを開けろ。」
「ペク局長!こんなことをしても、何も問題は解決しないぞ。」

ペク・サンの荷物を焼却炉に放り込む男。
サウ達は、上がってきた警護チームに発砲します。
「彼らを発見しました。屋上です。はい、わかりました。」と警護チームの男。

サウは、「早くしろ!」と。

拳銃を手にするペク・サン。
「扉をこじ開ける手段はないのか?」と保安局長?。
「中からしか開けることはできません。」
そこに部長とサンヒョンが。
「こちらは、保安局長だ。」と部長。保安局長は、
「ことが収まるまで、私がNSSを統括する。手伝ってくれ。」
「チン・サウはどこですか?」とサンヒョン。
「彼は屋上で、警護チームと対峙している。」

屋上で「降伏するんだ。我々はもう誰も死なせたくはないんだ。」と叫ぶ警護チームに
発砲するサウと部下。
「マガジン!」と言うサウに、「これで最後です。」と部下は言います。

ミジョンは、スンヒに言います。
「局長とチン・サウの逮捕命令が出ました。」

サウは、ペク・サンに電話を。
「私です。書類はすべて破棄されました。」
「もう降伏しろ。」とペク・サン。
サウ達は、銃を下に置き両手を上げます。

連絡を受けた男は、保安局長に「全員逮捕しました。」と。
そこにペク・サンも部屋から出て行きます。
「今から、ペク・サンのNSS局長の地位を剥奪する。」

連行されるペク・サンを見つめるサンヒョン達。
サウも、手錠をかけられ連行されます。

爆破の時間を待つドチョル達。
ヒョンジュンとソンファは、地図を見ながら相談します。
「これがテロリストのナビシステムの記録からわかった場所よ。」
「パク・チョリョンは、彼の持ち込んだウランの重さは6キロだと言っていた。その重さなら、21トンのTNTに匹敵する。」
「それなら、爆発は半径2キロ四方に及ぶということだわ。」
地図に円を描くヒョンジュン。
「これが爆心地と仮定するなら…。」
そう言って首を振るヒョンジュンは、
「この核テロ攻撃は、ただ人を傷つけるだけじゃなく、戦争を引き起こすんだ。だから、彼らはどこか象徴的な場所を選んでいるはずだ。」

北朝鮮で、男を尋問するチョリョン。
「核爆弾は、どこにあるんだ?どのみちお前は死ぬ運命だが、私は、お前の家族を生かすことができる。」
男の家族に銃を向けるチョリョン。部下は、彼らに目隠しをします。
「もう一度聞く。核爆弾はどこにあるんだ。」
男は答えず、銃を発射したチョリョンは、「今度は息子の番だ。どこなんだ?」
「止めろ!」と男。

チョリョンはすぐヒョンジュンに電話をします。
「彼らの目標は、アメリカ大使館や青瓦台が集まる中央の官庁街だ。」
「核爆弾は、おそらく半径2キロ四方に及ぶ。だから、それから判断できる場所は…、一箇所しかない。」とヒョンジュン。

ヒョンジュンは、連絡を待つ秘書室長にそれを報告します。
「どうだ。何?わかった。」と秘書室長。そして彼はミョンホに言います。
「核爆弾は、光化門の近くにあります。すぐに避難しなければなりません。」
現場に向かうヒョンジュン。

ドチョル達も現場を見下ろす位置に車を止めます。

資料を調べるスンヒは、「衛星通信に繋いで。」と。
連絡を受けたサンヒョンは、
「目標がわかった。光化門だ。」
「正確な場所は?」とジョイン。
「正確な場所と時間はわからない。」とサンヒョン。ジョインは、
「光化門は、ソウルの心臓部よ。今はどんどん栄えて、そこにはいつもたくさんの人がいるわ。正確な場所がわからないと、私達がそれを見つけるのは不可能だわ。」
スンヒは言います。
「彼らが、NSSから盗んだ起爆装置を使ったのなら、爆弾を爆発させるのに、リモート装置を使っているはずよ。我々は、その無線装置への通信妨害をする必要があるわ。高性能起爆装置は、どんな無線通信からでも爆破できるから、我々は可能性のある無線通信機器をすべて妨害しなければいけないわ。」
「だが、彼らが他の手段を使っていたら?」とサンヒョン。
「そうでないことを祈るしかないわ。」
「半径4キロ四方の全ての通信を妨害しろ。どのくらいかかる?」とサンヒョン。
「約20分です。」とミジョン。
「できるだけ早く済ませるんだ。」
スンヒは、サンヒョンに訊ねます。
「その情報はどこから来たんですか?」「
「ヒョンジュンが、青瓦台に知らせたんだと思う。」
急いで出て行くスンヒ。

「あと5分だ!」とドチョル。彼らは全員サングラスをします。
そして5時!起爆装置のスイッチを入れるドチョル。

同じ頃、「通信妨害、完了しました。」とミジョン。
サンヒョンは、「光化門に爆発物処理隊を送れ。」と連絡を。

車を降りたグァンスは、ドチョルに訊ねます。
「なぜ爆発しないんです?何かあったんでしょうか?」
「そんなはずはありません。」とテヒョン。ガンソクも、
「はい。私は何度も確認しました。」
ドチョルは言います。
「我々は、光化門に行き、直接爆弾を爆発させる。」
「それは我々全員死ぬということじゃないんですか?」とグァンス。
「もし爆弾を爆破させたかったら、他に方法はない。」
「何を言っているんですか?我々はここに死にに来たわけじゃありません。」
ドチョルは言います。
「黙って私の話を聞け。我々の死が任務の成功をもたらすなら、我々の祖国、そして人民は、永久に我々のことを記憶するだろう。テヒョン、ガンソク、ジェユン。お前達は、ここに待機して、我々が失敗した場合に備えろ。」
そしてドチョルは、テヒョンに起爆装置のスイッチを渡します。

サンヒョンに電話をする秘書室長は、「状況はどうなっている?」と。
「あなた方の情報を得て、我々は半径4キロ四方の全ての電波を遮断しました。」
「電波の妨害が、どう爆弾を止めることに役立つんだ?」と秘書室長。
「核爆弾は、無線信号で爆発するんです。もし爆弾が、光化門の付近にあり、信号が受信できなければ、爆発しないはずです。」

光化門に着き、あたりを調べるヒョンジュンとソンファ。
彼は、周囲を見回しながら考えます。
「彼らは最初から、目標を定めていたはずだ。」
そして彼は、アジトでのドチョルの会話を思い出します。
「我々の目的は、南北の会談を阻止することだ。」
そしてその地図を思い出したヒョンジュンは、シティツアーバスの番号が、その地図にあった番号と同じであることに気づきます。
「この日付を見て!彼らは3日連続でここに行った。」と言うソンファの言葉。

「付いて来い!」と走り出すヒョンジュン。
バスを止めた彼は、「皆さんに今すぐバスを降りて頂く必要があります。」と。
そして「すぐ降りるんだ!」と銃を取り出します。
バスの中を捜索するヒョンジュンとソンファは、バッグの中の核爆弾を発見します。
爆弾を抱えてバスを降りるヒョンジュン達。
そこにドチョルが。彼らに発砲するドチョル。

第17話に続く!
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