アイリス(IRIS) ・・・・・ momochiの韓流メモ 別館 ブログに戻る

韓国名: 아이리스  英語名:Iris
2009年10月14日~ KBS水・木 21:55~ 全20話
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※ 投稿動画の英語字幕の翻訳ですので、本来のシナリオとは違います。

アイリス第7話 あらすじ

<前回までのあらすじ>
スンヒの乗った車は、ヒョンジュンの目の前で爆発する。彼は飛行機に乗って逃げようとするが、サウに撃ち落され失敗する。反政府主義者?の助けによって生き延びたヒョンジュンは、日本へ。NSSを去ったスンヒは、頑なにヒョンジュンの生存を確かめようとする。しかし、ヒョンジュンは、日本の情報局に陥れられ、尋問を受けることに…。

<第7話>
「お前の欲しいものはなんだ?」と言う男に、リストを渡すヒョンジュン。男は「戦争でもするつもりか?そんなの無理だ。」と言います。
ヒョンジュンは、金の入った鞄を出し、「銃の引渡しのとき、さらに二倍渡す。」と。

サンヒョンは、ペク・サンにリストを提出します。
「これは海外の確認された金融取引の動きの記録ですが、私は奇妙なことに注目しました。巨額の金が、突然日本のB2緊急ファンドから引き出されました。これにお気づきでしたか?20億ウォンです。金が引き出された銀行の従業員が、それを調査している最中です。」

取り引きの場所に行ったヒョンジュンは、「動くな!」と銃を持つ男に取り囲まれます。

一方、救急車で運ばれる途中、隊員達を倒し逃走するソナ。

捕まったヒョンジュンは、尋問室でひどい拷問を受けます。
「お前は何者だ?目的は何だ?」と質問する男。
それをモニターで見つめる内閣情報調査室のエリカに、職員が説明します。
「ブローカーを通して大量の武器を購入しようとしている情報を受け、彼を逮捕しました。数もそうですが、問題は中身です。スパイ暗殺やテロに使うようなものばかりなんです。」
殴られても、何も言わないヒョンジュンに、「もういいわ。」とエリカ。
「自白させるのは、難しいようですね。三度も脱獄を繰り返し、そのたびにひどい目に遭いました。かなりの期間、特殊教育を受けた者に違いありません。」と男。
尋問室に入り、人払いをしたエリカは、直接ヒョンジュンに話を始めます。
「内閣情報調査室国際部の佐藤エリカです。私の言っている事、理解できますよね?あなたについて、調べさせてもらいました。でも、何もなかったわ。まるでこの世に存在しなかった人のようにね。なぜ?不可能な脱獄を繰り返すわけは?私は取調べするために来たんじゃないの。あなたをここから出してあげるために来たの。私の提案を受け入れるなら、あなたは自由の身よ。」

サウは、資料室のジョインに「スンヒはどこだ?」と訊ねます。
「知らないわ。私も彼女に連絡が取れないのよ。」
「君はスンヒがいなくなったことを知っていたのか?俺は何と言った?君のせいで彼女が危険な目に遭うかもしれないと言ったはずだ。もし彼女に何か起きたら、君に責任を取ってもらう。」
サウは、スンヒの母に彼女の居場所を訊ねます。
「彼女が家からいなくなって、もう2日になるわ。彼女に何かあったの?」
「いいえ、そうではありません。どうかご心配なく。」とサウ。

<上海 中国>
ソナからの電話に出たチョリョンは、「今どこだ?」と。
「私の母と妹。彼らが死んだというのは、本当ですか?私に約束しませんでしたか?あなたが彼らの面倒を見てくれると。」
「ソナ、よく聞くんだ。」とチョリョン。ソナは電話を切ります。
「誰か日本に送り、キム・ソナを探すんだ。今のままでは、彼女は何をするかわからない。」とチョリョンは部下に命じます。

サウは、ミジョンに「キム・ソナの調査はどうなっている?」と。
「まだ何も見つけられません。彼女は既に逃亡したに違いないわ。」とミジョン。
「スンヒの居場所はわかったか?」
「はい。日本です。」とテソン。

サウは、サンヒョンに言います。
「捕まったキム・ソナが使ったのは、Rピルでした。」
「Rピル?Rピルは、特別な任務に就くNSSのメンバーのための特殊な薬だ。どうやって彼女がそれを手に入れられると言うんだ?」
「チームリーダーのチェ・スンヒが、尋問中に彼女に渡したようです。彼女は、ソナを逃亡させ、そのあとを追いたかったようです。」
「どうして、スンヒがそんなことをしたんだ。で、スンヒは今どこだ?」
「彼女は日本にいるようです。」
「このことは、他の誰にも言うな。そして、お前が行って、スンヒを連れ戻して来い。ことが手に負えなくなる前に彼女を見つけるんだ。いいな?」

サンヒョンは、ジョインに訊ねます。
「スンヒはソナの逃亡を助け、彼女を追っている。君は、なぜ彼女がこんなことをしたのか知っているか?」
「それは、TK-1のためです。スンヒは、今でもTK-1が死んだことを信じていません。ヨン・ソンチョルがハンガリーで殺されたとき、キム・ソナは調査を担当していました。だからスンヒは、ソナが現在のTK-1の状態について、何か知っていると思っているんです。」
「このことは、他に誰か知っているのか?」とサンヒョン。
いいえと答えるジョインに、「秘密にしておけ。」とサンヒョンは言います。

ソナは、ヒョンジュンが取り引きをした男に銃を突きつけ、彼の居場所を訊ねます。
「秋田にある内閣調査室の特殊刑務所だ。」と男。

秋田の街中を歩くソナを尾行するスンヒ。しかし駐車場で彼女を見失います。
そこで倒れている男を見つけるスンヒ。

「社会正義党幹事長伊藤マサユキ、見かけは信望の厚い政治家だが、実際は全国10数ヶ所余りの暴力団組織と関係している犯罪者。内閣調査室が動くには難しいから、代わりに彼を消してくれたら、あなたを自由にしてあげるわ。」
エリカにこういわれたヒョンジュンは、なまはげの踊り手に化け、伊藤幹事長の宴会の席に忍び込みます。宴会場の隣室から彼を狙撃するヒョンジュン。
車の中で待機していたエリカは、彼を始末するよう指示されます。
「聞いていません、そんなこと。」とエリカ。
しかし上司は、「どうせこの世に存在しない男じゃないか。」と。
しかし、待ち伏せする内閣調査室の男達を倒して逃げるヒョンジュン。
調査室のメンバーは、彼の捜索を諦めます。
そしてヒョンジュンは、ユキのところへ。

死体を確認した工作員は、チョリョンに「確認を終わりました。」と報告を。
「ソナがやったのか?これからは、お前がそれを担当するんだ。まずソナを見つけろ。」

ソナを尾行し電車に乗るスンヒ。そこに日本にやって来たサウが。

社内で突然姿の見えなくなったソナを探すスンヒに、銃をつきつけるソナ。
「あなたには借りがあるから、韓国へ返してあげるわ。だから尾行するのは止めて。」
「あなたは、ヒョンジュンを探しているんでしょう?彼はどこなの?」
「韓国に戻るのよ。」
「ヒョンジュンは、生きているのね?」
そのとき二人の前に子供が現れ、その瞬間スンヒはソナの銃を取り上げようとします。
ソナの発砲で騒然とする車内。必死で闘うスンヒとソナ。

列車に乗れず車で彼女達を追いかけたサウも、ここで列車に追いついて。
列車に乗り込んだサウは、スンヒに銃を向けるソナの手を狙います。
逃げるソナに発砲するサウを止めるスンヒ。
「ソナを殺したら、私達はヒョンジュンを見つけられないわ。」
「ヒョンジュンは、死んだんだ。皆知っている!この世でそれを認めないのは、君だけなんだ。」
「私は絶対に彼は生きていると確信してるわ。」とスンヒ。

<日本 海上自衛隊>
上官に報告する下士官。
「4分前に朝鮮半島で撮られた写真です。北朝鮮の車両の列が、軍事境界線を越え韓国に進行中です。」
「毎日200台以上の車が境界線を通過しているが、これは報告するほどの写真なのか?」
「今回は違います。車両が境界線を通過する間、一度も検問を行っておりません。止まることなく進行を続けているのです。」
「韓国軍が、北朝鮮の車を検問もせずに通過させたということか?上層部の許可がない以上、これはあってはならないことだ。彼らの通信機器を盗聴し、状況を報告してくれ。」

<アメリカ合衆国第7艦隊>
状況を訊ねる上官に、「異常ありません。」と下士官。しかし、上官は本国へ電話で報告をします。
「韓国政府は、北朝鮮と水面下で密かに動いているようです。同盟国、アメリカを含む周辺のどの国も知らされていません。」
電話を切った上官は、「すぐに戦闘機の準備をしろ。」と。

トンネルの中で握手をする北朝鮮高官と秘書室長?。
「我々は手を組みました。」

スジンは、大統領の執務室にいるミョンホ達に報告を。
「彼らは無事通過し、次の目的地に向かっています。」
「本当に大丈夫でしょうか。隣国、いや、少なくともアメリカには知らせるべきだったのでは?」
「誤解が生じるのではないでしょうか。」
と不安そうな側近達に、ミョンホは言います。
「北朝鮮は、どの国からも敵と見られ、現在孤立しているのだ。彼らの核兵器開発プログラムは、ハンガリーの事件の結果深刻なダメージを受けた。北朝鮮の政府の中でさえ、悪政の責任を誰かにとって欲しいと願うものもいる。もし我々が彼らをそのままにしておけば、彼らの不満と怒りはだた膨らむばかりだろう。今、両方の代表が会って、問題の解決策を講じる必要があるのだ。私は、我々が、北朝鮮の改革の主導権をとる必要があると信じている。」

サンヒョンを呼んだペク・サンは、「今やっている調査を中止するんだ。」と。
「そうおっしゃいますが、今我々が誰を調査しているのかご存知ですか?北朝鮮の車両が、検問を受けずに境界線を越えたんです。そして彼らは今ソウルにいるんですよ。」
「それは、ブルーハウス(青瓦台)がやっていることだ。」
「NSSはハンガリーの事件のせいで、その権威を失ったのですか?」
「君は、私がこの状況を喜んでいるとでも思っているのか?言ったとおりにしろ。」

北側の車を追跡するミジョンとテソン。
「車両は、彼らの目的地ソウルに着いたわ。」
「エスコートの車は、どこから来たんだ?」
「ナンバープレートは、東ソウルのもので、青瓦台で使われているものと同じだわ。」
「我々は大統領と政治家の現在の居場所を調べるんだ。電話、ファックス、E-メールなど可能な通信手段を全て調べろ。」
そこにやって来たサンヒョンは、全員に向かってこう言います。
「この調査に関することは全て中止して、今までに得た情報は全て破棄するんだ。聞こえたのか?調査は中止だ。」
「未確認の北朝鮮の政治家が来ているんですよ。中止ってどういうことですか?」とテソン。
「これは、副局長からの特別命令なんだ。全て中止するんだ。」

場末の酒場の2階にあるやくざの事務所へ行くヒョンジュン。
ちんぴらを全て倒した彼は、「ブツを取りに来た。」と奥の部屋の男に言います。
あれこれ言い訳する男から、頼んだ武器を受け取ったヒョンジュンは、「身分証は?」と。
「どうせ、これを持って飛行機には乗れないし、船も同じだ。韓国にいく手は別にあるぞ。騙したりはしない。1週間だけ待て。」

スンヒは、タツコの像の前で、ヒョンジュンに伝説を話したことを思い出します。
「彼らは、この像には悲しい言い伝えがあると言ってたわ。タツコという美しい女性がここに住んでいたの。彼女はタロウという男性と恋に落ちたわ。でも、タツコはいつまでも若く美しくいたかった。それで、彼のは湧き水を飲み、魔法にかかってしまったの。彼女は、この田沢湖を見守る龍となった。タロウもタツコのように、十和田湖の守護龍となった。こうして別れ別れになった恋人は、冬が来るとこの湖で会って愛を交換したとか。彼らの永遠の愛のために、どんなに寒くてもこの湖は凍らないんですって。」
ふふっと笑うヒョンジュンに、「どうして笑うの?」とスンヒ。
「悲しくないよ。怖い話だ。ただ愛し合っただけの二人が、彼らは別々の場所で怪物になったと君は言っている。」
「怪物?そうね。怪物、なんだかよけい悲しくなるわ。」
「何が?」とヒョンジュン。
「私達の仕事。もし私達がこんなことを続けたら、二人ともいつか怪物になってしまうような気がするの。」
「それじゃ、辞めるか?」
「そうしたくても、今はできないわ。」

ヒョンジュンも像の前にやって来て、スンヒを思い出します。
そのころ、スンヒは、彼と行った居酒屋に。
壁に貼ってあった二人の写真を見て、彼との会話を思い出すスンヒ。

「二人の思い出写真を撮ろうか?」
「自分の立場を忘れたのか?どこから写真を残そうなんて考えが出てきたんだ。」
「私達がここにいるなんて、誰が知っているのよ。撮りましょうよ。」
そう言って、店の人に写真を撮ってくれるよう頼むスンヒ。
スンヒは、写真にこうメッセージを書きます。
「ヒョンジュンとスンヒ、彼らの一緒の旅行の思い出写真。」
「子供っぽいな。」と言うヒョンジュンに、スンヒは写真を壁に貼りながら、
「そう、私は本当に子供っぽいことが好きなの。」

ヒョンジュンとの思い出に涙を流すスンヒ。
そんな彼女をサウは外から見ています。

夜、ヒョンジュンもその居酒屋に。そして同じ写真を見つめる彼に、店員が言います。
「この女性の方、さっき来られた気がするんだけど…。気のせいかなぁ。」
慌てて通りを探すヒョンジュン。

北の代表と握手をするミョンホ。
「我々の代表達の眼は、1日中朝鮮半島の問題を案じて騒がしかったのです。」
「朝鮮の問題を解決させるためにリーダーが一つになり、そして我々の利益に沿って動くべきではないでしょうか。」
「その通りです。」とミョンホ。
「今あたなにお聞きしたいのですが…。」

ミョンホは言います。
「歴史の中に、こうあることにお気づきですか?別れた国家の統一は、一般に注意深く練られた手順に沿って生まれるものではなく、ひとつの突然の行為によって生まれるものだと。その理由は、周到な計画では、準備している間に、双方に統一に反対する人間が政府の内外に多く現れるため、統一はほぼ不可能だからです。私は韓国も同じだと信じています。韓国、アメリカ、中国、ロシア、そして日本、もし我々がこれらの国と同じレベルに達したら、大きな変化が起きるでしょう。そうなると、彼らは我々の統一を喜ぶ理由がなくなる、そうではありませんか?私は、個人的にリーダーのキム氏にお会いして、統一問題を話し合いたいのです。それは可能ですか?」

北朝鮮に戻った高官は、ミョンホの言葉を考えます。
「あなたは韓国の核兵器の技術の拡大にお気づきですか?」
「南朝鮮では、1979年以後、全ての核兵器開発の技術と権利を諦めたのではないのですか?」
「その通りです。しかし、学びそして実験していた技術が、ただ消えたわけではありません。必要が生じればいつでも、我々は核兵器の生産能力を持てるのです。我々は、合計で16の軽水炉と4つの重水炉を動かしています。8,000トン以上の核燃料?がそこに保存されているのです。5,500以上の核弾頭を生産することもできます。」
「あなたの言葉は、脅しのように聞こえます。あたかも、南は我々より核兵器の開発に偉大な能力を持っていると言っているようです。だから我々は諦めるべきだと。」
「とんでもありません。私が言っているのは、もしあなた方が核兵器開発計画をストップしたら、我々は、国際的な孤立状態にあり、国際政治問題に悩んでいるあなた方を支援するということです。私のメッセージと考えをキムリーダーにお伝えください。」

そこにチョリョンが入って来て、「うまくいきましたか?」と。
「アシスタントチーフ?党員(副主席?)は、韓国大統領の提案を受け入れるようだ。君はどう思う?」
「彼がそうお考えなら、我々は、自分達の軍事技術計画を明かさなければならないでしょう。」
「私が聞いているのは、君自身のそれについての考えはどうかということだ。」
「もし我々が今すぐ軍事計画を明らかにしたら、彼らの企みに引っ張られるでしょう。そうなったら、チーフ同士の権威も疑問視されることになるでしょう。我々はそれを止めなければなりません。」
「どうやって?どんな手段でだ?君の仕事は、南の計画への協調から彼らを思いとどまらせることだろう。」
「はい。この問題は私にお任せください。私が全力で彼らを止めます。」

港で漁船に乗り込み船室に落ち着いたヒョンジュンに、電話がかかってきます。
船室に案内されたヒョンジュンに、ユキから電話が。
「お兄ちゃん、私怖いの。今箪笥の中にいるの。」
「ユキ、俺の話をよく聞くんだ。今すぐ行くから、俺が行くまで絶対に動かないで、そこに隠れているんだ。」
ヒョンジュンの耳にユキの悲鳴が聞こえます。そして男の声が。
「お前があの品物を持ってくれば?、子供は安全だ。1時間以内に、アマガテ橋に来い。」
「何が望みなんだ?何を持っていけばいいんだ?」
「ハン・ソンギョンから手に入れたUSBだ。きっちり1時間だ。」

先回りして待つヒョンジュンのいるダムに、ユキの乗せられた車が。
ユキの体に爆薬をしかけてあるのを見たヒョンジュンは、彼にUSBを渡しパスワードを教えます。
ビッグがそれを確認している隙に、ユキを抱え、ダムから下に飛び降りるヒョンジュン。
上から彼らを銃で狙うビッグ。
ヒョンジュンは、ユキを抱えたまま下に落ちていきます。

第8話に続く!

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